セミキャブオーバー

セミキャブオーバー

背高箱型キャビンに控えめなボンネットが突き出た形状のボディー。
駆動方式は横置きエンジンのFFもしくは4WDが主流だが、縦置きエンジンのFRも一部存在する。
エンジン排気量は2,000〜3,500cc。
ミニバンの中では床面が高いが、視点も高いため前方視界は良好となる。
キャビンスペースは広く、3列目まで快適に座れる車種が多い。
そのため高級ミニバンは大抵このタイプとなっている。
3列目シートの格納は5:5分割の左右跳ね上げタイプが主流。
FRのものはキャブオーバー型ワンボックスカーをルーツとし、操安性や衝突安全性の向上のためセミボンネットスタイルを採り入れた。
90年代後期のキャブオーバー型からセミキャブオーバー型への移行期には、キャブオーバー時代の名残で、ボンネット付きでありながらエンジンを前席床下に配置するタイプも多く、スペース効率の良くない車種もあったが、世代交代で淘汰された。
同じく移行期には、キャブオーバー型の別名である「1BOX」との区別から「1.5BOX」とも呼ばれたが、今ではキャブオーバー型の乗用車がほぼ存在せず、呼び分ける意義が薄れたため「1.5BOX」という表現が使われる機会は減っている。

2Box

2Box

FF乗用車の派生車種に多く見られる。
上記の車種に比べ床や室内高はやや低く、キャビンの大きなステーションワゴンと言った風情。
駆動方式はFFもしくは4WDで横置きエンジンが主流。

ワンモーション

ボンネットとAピラーをスムーズにつなげたスタイル。
ドライバーの視点からAピラーの付け根が非常に遠い。

ワンモーション

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